
セキュリティシールドは、クラーケンのセキュリティレベルを簡単に設定、変更するためのツールです。次の機能を提供します。
- セキュリティレベルが一目でわかる
ご自身が設定しているアカウントのセキュリティレベルをいつでも確認できます。 - 最新のセキュリティ対策がわかる
新しいセキュリティ機能が利用可能になったらその内容と対応方法をすぐに確認できます。 - 詳細な機能説明と手厚いサポート
新しいセキュリティ機能とこの機能を有効にする方法を説明します。また、この機能がなぜ必要なのかについても解説します。
- ページの右上にある名前の横にある盾のアイコンは、セキュリティ機能を有効にすると、色が変わります。
- 「アカウントを保護する」を選択すると、各セキュリティ機能の設定方法と有効化の利点について、手順が段階的に表示されます。
- セキュリティシールドには 5 つの異なるレベルがあります。
- 最低
ログイン時の2要素認証が必須 - 低
入出金時の2要素認証が必須 - 中
マスターキーが必須 - 高
グローバル設定ロックが必須 - 最高
これ以上の設定は不要
- 最低
クラーケンアカウントを作成すると、セキュリティシールドはセキュリティレベルを「最低」と表示します。これは最も低いレベルのセキュリティであり、アカウントはユーザー名とパスワードによってのみ保護された状態です。
認証アプリまたは最も安全なオプションであるハードウェアセキュリティキーのいずれかを使用して、ログイン時の2要素認証でアカウントを保護することが非常に重要です。どちらのオプションでもランダムなコードが生成されます。このコードは、アカウントにログインするたびに入力する必要があり、アカウントの全体的なセキュリティを大幅に強化します。Kraken.com、Kraken Support Center、Kraken Terminal にアクセスするには、ログイン時の2要素認証が必要です。
さらに、ログイン時の2要素認証はステップアップ2要素認証をアクティブにします。これは、アカウントの 2 要素認証設定を追加、編集、または削除するときに必要な追加の手順です。クラーケンアカウントへの変更がリクエストされると、認証アプリの 6 桁のコードまたはハードウェアセキュリティキーを使用して、再度ログイン時の2要素認証を確認するよう求められます。コードが正しく入力されないと、アカウントの2要素認証設定を変更することはできません。
ログイン時の2要素認証を設定した後、セキュリティシールドは全体的なセキュリティレベルを低と示します。盾の部分をクリックすると、入出金時の2要素認証を有効にするように求められます。ここでも、認証アプリまたはハードウェアセキュリティキーのいずれかを選択できます。この2要素認証を有効にすると、以下の機能・サービスを実行、利用する場合、認証アプリのコード、もしくはハードウェアセキュリティキーの入力が求められるようになります。
- 入庫アドレスを作成する
- 出庫アドレスを追加する
- 出庫を行う
- 送金を行う
- ステーキング/ステーキング解除する
入出金時の2要素認証を有効にすると、セキュリティレベルは「中」に上がります。そしてさらにセキュリティレベルを上げるために、今度はマスターキーを設定することを促します。ログイン時の2要素認証に加えて、マスターキーは、メールが乗っ取られた場合でも、パスワードのリセットやログイン時の2要素認証の無効化などからアカウントを守ることができるクラーケンの最も重要なセキュリティ機能の 1 つですマスターキーには、認証アプリ、セキュリティキーまたは静的パスワードという3つのオプションがあります。有効にしたら、次の機能を実行するためにマスターキーが必要になります。
- パスワードのリセット
- ログイン時の2要素認証の復旧
- グローバル設定ロック(GSL)の無効化
マスターキーは、他の2要素認証とは別の場所で保管してください
パスワードと 2要素認証の両方が知られてしまった場合、マスターキーで機能するセキュリティは意味のないものとなってしまいます。
マスターキーを有効にすると、セキュリティシールドのセキュリティレベルが 高になります。最大のセキュリティステータスに到達するための最後の手順は、グローバル設定ロック(GSL)を有効にすることです。ログインパスワードとログイン時の2要素認証 が危険にさらされた場合、GSL は最後の防衛線として機能します。有効にすると、アカウントの設定を変更するすべての機能がロックされます。マスターキーでのみロックを解除できます。マスターキーを設定していない場合、GSLのロック解除には、設定に応じて最短 24 時間、最長 30 日間かかります。また、アカウントでGSLのロック解除が試行された場合はメールで通知され、侵害が発生した場合に対処する時間が与えられます。
GSL が有効になると、次のようになります。
- アカウントの機密情報が非表示になる。
- アカウント設定の変更(パスワードのリセット、 2要素認証の無効化など)が制限される。
- 新しい出庫アドレスの追加が防止される。
GSLを設定する前に、マスターキーを設定する
マスターキーには、GSL をいつでもオフにする機能があります。クラーケンカスタマーサポートは、GSLロック解除プロセスを短縮することができません。
すべてのセキュリティ機能を有効にすると、盾アイコンが緑色に変わり、クラーケンで現在利用可能な最高 のセキュリティレベルに到達したことを示します。新しいセキュリティ機能が利用可能になると、盾アイコンにはそれが表示され、具体的なプロセスが順を追って説明されます。