理解をふかめるためにいくつかの例をまとめて紹介します。アカウントに$5,000を入金して、5:1のレバレッジを使用して、XBT/USDの$10,000のショートポジションをオープンしたと仮定します。証拠金は、そのポジションのために借り入れた金額の5分の1の$2,000です。ポジションオープン時の証拠金維持率は ($5,000 / $2,000) x 100 = 250%です。ポジションが未現実損失$3,500の場合、有効証拠金は$5,000 - $3,500 = $1,500となります。証拠金維持率は ($1,500 / $2,000) x 100 = 75%となります。これは、清算される危険性があるレベルです。この例からも分かるように、アカウント残高の2倍のポジションをオープンすることは可能ですが、マージンコールの前にかなりの損失を被る可能性もあるのです。この取引についてのリスク管理は、マージンコールに先だってお客様ご自身がポジションの決済を行うことですが、どれくらいが限界であるかを理解しておいた方がよいでしょう。

5:1のレバレッジの代わりに2:1のレバレッジを使用した場合、上記の例がどうなるかをみてみましょう。2:1のレバレッジでは、ポジションの証拠金は$5,000となります。 そしてポジションを建てた時点では、証拠金維持率は100%です。このポジションを建てることができるかもしれませんが(証拠金維持率が100%未満で始まるようなポジションを建てることはできません)、証拠金維持率が非常に低い状態でスタートするポジションを建てることは推奨できません。何故ならポジションを建てた時点で、すでにポジションが清算されるレベルに近い状態であるためです。もしポジションが未現実損失$1,250を被れば、証拠金維持率は75%となり、清算される危険性のあるレベルとなります(お客様ご自身で計算してみてください)。この場合はレバレッジを高めて、証拠金維持率がさらに高い状態でスタートする必要があります。そしてこのポジションがマージンコールレベルとなる危険性が生じるよりはるか前に決済されるよう、ストップを設定する必要があります。

アカウントの規模に対して、大きなポジションを開く際にはより注意が必要です。$10,000の代わりに$20,000のポジションをオープンする(5:1のレバレッジ)例を仮定してみましょう。このポジションの証拠金は$4,000です。当初の証拠金維持率は ($5,000 / $4,000) x 100 = 125%です。このポジションが未現実損失10%($2,000)を抱えた場合、マージンコールレベルになります(証拠金維持率75% - お客様ご自身で計算してみてください)。これを避けるために、ストップ注文を5%($1,000)のポジションに設定したと仮定します。このストップに達すると、アカウントは20%の損失となります。このポジションは、取引残高より4倍大きいものですので、アカウント残高は、ポジションの4倍大きい利益または損失(%換算)を生じます。

レバレッジはそれ自体が危険なのではありません。レバレッジを使用して、アカウント規模より非常に大きなポジションを建てる場合に危険が生じます。これはトレーダーがアカウントの資産を消失させてしまう原因の1つです。