テイクプロフィット注文では、目標利益価格を設定することができます。
Kraken.comの「上級」注文画面およびトレーディングインターフェースであるtrade.kraken.comで利用できます。
最終取引価格が設定した利益価格に到達した際、テイクプロフィット注文が成行注文として直ちに実行されます。実行時の手数料はテイカー手数料が発生します。
なお、成行注文は利益価格に到達した時点で作成されるため、利益価格よりも低い価格(売りの場合)または高い価格(買いの場合)で注文が成立する可能性があります。ボラティリティーが高く、流動性が比較的低い市場では、約定価格が利益価格と大きく離れる可能性があるのでご注意ください。
テイクプロフィット:最後に取引された価格が、指定した利益価格に達したときに成行注文(買いまたは売り)が発注されます。
利益価格:テイクプロフィット注文が発動する価格で、お客様が指定します。
利益価格は、固定価格またはパーセンテージで指定できます。ストップ注文と同様に、テイクプロフィット注文もポジションをオープンすることに使用することができます(例を参照してください)。注意すべき点は、テイクプロフィット注文はポジションに直接結びついたものではなく、独立した注文であり、別の方法でポジションを終了する場合は、テイクプロフィットも手動でキャンセルしなければいけません。
テイクプロフィット注文と指値注文の比較
- テイクプロフィット注文は、確実に全数量が約定しますが、成行注文で発注するので希望の価格で約定できない場合があります。テイカー手数料が発生します。
- 指値注文は、指値またはそれより有利な価格でのみ約定しますが、全数量の約定できない場合もあります。メーカー手数料が発生します。
指値注文と同じように、買いのテイクプロフィット注文は、利益価格を市場価格より低く設定します。売りのテイクプロフィットの場合は、利益価格を市場価格よりも高く設定します。それ以外の場合、注文は直ちに実行されます。
例:ビットコインを100万円で購入して、利益目標価格を120万円に設定したい。
120万円で指値の売り注文を出しても同様の取引が可能ですが、テイクプロフィット注文を120万円で発注すると、売り価格が120万円に達した時点で成行で売り注文が発注されます。このシナリオでは、売り注文の数量により平均約定価格が120万円を下回る可能性があります。
テイクプロフィット指値注文も、アドバンスド注文タイプの一つとしても利用可能です。