入出金/入出庫時の 2要素認証(2FA)を有効にすることで、ログインが侵害された場合でも攻撃者による資金の出し入れを防ぐことができるため、アカウントのセキュリティが向上します。この機能を利用するには、グローバル設定ロック(GSL)を有効にしておく必要があります。
入庫時の2要素認証は、以下の目的で2要素認証コードを必要とします。
- 新規の暗号資産の入庫アドレスの生成(既存の アドレスの有効期限が切れるのを防ぐ)。
出金/出庫時の2要素認証には、以下の目的で2要素認証コードが必要です。
- クラーケンアカウントからの法定通貨、および暗号資産の引き出し
ただし、出庫時の2要素認証は暗号資産出庫アドレスの追加を妨げるものではありません。暗号資産出庫アドレスの追加を防止するには、グローバル設定ロック(GSL)を有効にする必要があります。
さらに、アカウントで入出金/入出庫時の2要素認証を有効にしている場合、ステーキング時、およびステーキング解除時にも入出金時の2要素認証コードの入力が必要となります。
以下は、入出金/入出庫時の2要素認証を有効にした場合の例です。このポップアップは、暗号資産の入庫アドレスの追加時、出庫の開始時、ステーキング時、ステーキング解除時に表示されます。
入出金/入出庫時の2要素認証を設定すべきですか?
入出金/入出庫時に2要素認証を適用することは、高額の資金のあるアカウントや最高のセキュリティを望むお客様にとって最も望ましい選択となります。
クラーケンのアカウントに資金を保有しているものの、資金を頻繁に出し入れしないお客様も、この機能を有効にしておくことをお勧めします。
入出金/入出庫時の2要素認証を設定する方法について
アカウントにログイン時の2要素認証を設定していない場合、まずこれを設定してから入出金/入出庫時の2要素認証を設定するように促されます。
- 2ページの右上隅にある自分の名前をクリックします。
- 3[セキュリティ]をクリックし、[2要素認証の設定]を選択します。
- 4[入出金]で、[オン/オフ(On/Off)]スイッチまたは[方法を変更]を選択し、使用する2要素認証を選択します。
使用可能な方法は次のとおりです。
- ハードウェアセキュリティキー(安全性が最大)
- 認証アプリ(安全性が中程度)
- 静的パスワード(入出金時の2要素認証ではご利用いただけません)
重要:入出金/入出庫時の2要素認証を有効にした後、グローバル設定ロック(GSL)またはログイン時の2要素認証を有効にする必要があります。ログイン時の2要素認証を有効にすると、アカウントで段階的な2要素認証が有効になります。段階的な2要素認証は、アカウントの2要素認証設定を追加、編集、削除したい場合に必要な追加手順です。クラーケンアカウントの設定変更がリクエストされると、認証アプリの6桁のコードまたはハードウェアセキュリティキーを介して、ログイン時の2要素認証を再度確認するよう促されます。コードが正しく入力されないと、アカウントの2要素認証設定を変更することはできません。ログイン時の2要素認証を使用しない場合は、GSLを必ず有効にする必要があります。有効にしないと、アカウントに不正アクセスされた場合に、入出金/入出庫時の2要素認証を簡単に解除、変更できてしまうからです。